”GORE-TEXを採用したトレンチコート”
シンプルで都会的なデザインと共にGORE-TEXやWIND STOPPERなどの高機能素材で人気の高いLaminarシリーズから、ゴアテックスを採用した軽量コートです。肩のエポーレットや背中のストームシールド、ボディの切り替えといったディテールにもこだわり抜いたモダンデザインのスプリングコートに仕上がっています。

”通気性の高い柔らかな2レイヤーGORE-TEX Paclite”
素材はポリエステルに合成樹脂(ゴアテックス・メンブレン)をラミネートした2レイヤー(二層構造)のGORE-TEX。ゴアテックス・メンブレンの厚さは0.01mmで、生地というよりは膜に近い素材。そして、1平方cmに極小の穴が14億個以上もあり、外からの水は通さず、内から水蒸気は外に逃がすという優れた防水性と透湿性があります。通常だと裏地が必要にもなってくる2レイヤーですが、Pacliteはメンブレンに汚れやホコリなどの付着防ぐ保護膜がコーティングされているので、裏地のない完全一枚仕立てが可能です。ゴワつきのあるゴアテックスの中でも柔らかな風合いが特徴です。

”高い防水性と強度を兼ね備えた縫製仕様”
縫い目は通常ステッチに加えエッジにコバステッチが施されています。そしてすべての縫い目に水の侵入を防ぐサーモテープが圧着されています。止水ファスナーやラバー製のボタンを採用するなど高い防水性はもちろんのこと、防風性も兼ね備えています。雨風を気にせず着用できるレインコートを遥かに上回るレインコートです。

”高度な設計で実現した美しいシルエット”
ボディを構成するパターンの大半は6枚パーツか4枚パーツなのですが、6枚パーツは主に立体的なフォルムとボディラインに添うシルエットのテーラードジャケットに採用されます。こちらは一般的なコートに採用される4枚パーツなのですが、前脇を複雑なラインで切り替えすことで、ほどよくウエストに馴染むきれいなシルエットを実現しています。着丈は腿が半分隠れる程度の長すぎず短すぎずの絶妙な長さで、トレンドに左右されずにずっと着られるトレンチコートです。

”普段お召しのイタリアサイズがおすすめ”
ヘルノの中でも特にタイトなサイジングが多いLaminarシリーズですが、通常のサイズと同じで問題ないかと思います。44=S 46=M 48=L 50=XL 52=3L 54=4L が日本サイズでの目安になります。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 64kg
普段、日本規格のスーツではA5(胸囲92-ウエスト80)、日本サイズはS～M。アウターはムーレーで44、タトラスで1か2、ジャケットはラルディーニ、タリアトーレで44、シャツはフィナモレで38を着用しています。HERNOはどのモデルでも基本的に44を選びます。Laminarシリーズだと46にすることも稀にありますが、こちらは44で身幅は少しだけゆとりのあるタイトなフィット感で、前ジップを閉めても胸周りの窮屈感はありません。ヘルノの袖丈は少し長いかなと感じるモデルが多いですが、こちらは腕が短め(裄丈80cm)な私でもちょうど良い長さです。

”イタリアダウンブランドの2大巨頭のひとつ”
1948年、ミラノの北に位置する町、レザにてヘルノ社は創業しました。現社長クラウディオ・マレンツィ氏は、伝統を好み、美しい着こなしを楽しみ、 そして新しいことにチャレンジすることを喜びとし、北イタリアの寒さと湖に面した美しい自然がこそがヘルノの製品そのものと言えます。ここ数年ではHERNO IN TECHという化繊でありながら動物の羽毛ダウンと同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスを誇るダウンの提供にも注力しています。クラシックとテクノロジーとファッションへの完璧なバランスが、世界中の顧客を魅了し続けているのにも納得がいきます。現在、イタリアのアウターメーカーではヘルノとムーレー(MOORER)がやはり2大巨頭で、その他にもモンクレール(MONCLER)、タトラス(TATRAS)、デュベティカ(DUVETICA)などがあります。